お局様の攻撃から身を守る

会社の人間関係をよく観察してみると、職場にはいくつもの集団が作られている事に気がつきます。これは、単なる仲良しグループではなく、利害関係を丸出しにした、いわゆる「派閥」なのです。その派閥のトップにいるおばさまはお局様と呼ばれ、職場内で様々な権力を振りかざします。彼女らは第一に職場での勤続年数が非常に長く、会社の人間関係を良く把握し、第二に係長といった役職付きの上司でさえ巻き添えを恐れて注意する事が出来ずにいるのが特徴です。もし職場で働く女性がお局様のご機嫌を損ねてしまうと、ひどい嫌がらせが待ち受けていることもあります。派閥内の人間関係を余すことなく使い、さまざまな嫌がらせを仕掛けてきます。上司よりも権力を持つ「ボス」である事が多いので、上司に相談しても解決に至る事は少ないです。

そこで取るべき方法は、お局様と対決姿勢を貫くことではなく、自分の仕事を一生懸命こなし、言葉による攻撃から身を守る事です。会社には仕事をしに来ているわけですから、真面目に仕事をやっている人に対してはいくらボスであろうと嫌がらせをすることは不可能です。もう一つの方法としては、自分の立ち位置を変えるというものがあります。今までは攻撃される側だった人は、出来るだけボスと仲良くしているように振舞います。本心では嫌っていても、ボスは心の奥底の気持ちまでは知る事ができませんので、従順で仕事ができる女子を可愛がってくれる可能性さえあります。いずれにしても、対立関係にだけは持ち込まないというのが鉄則だと言えそうです。